
面接とは自分の能力を売り込む場所です。
就職活動では「自社に合うか?」をかなり重視してみられます。
しかし医学部編入試験は「その大学の雰囲気にふさわしいか?」という面よりも、「入学して何をしてくれるのか?」についてみられることが多いです。
医学部生はだいたい地域差はなく、頭がよくて良くも悪くもプライドが高い笑。
そんな彼らにどんな良い影響を与えてくれるのか?を大学側は聞きたいんです。
当然合格を出す大学としては、入学後活躍をして多くの現役生にプラスの影響を与えて欲しいわけです。
実際に受験のタイミングが初期の大学は結構辞退されることも多いからです。
この事実は初めの方に合格を出した大学が求める人材は、他の大学も欲しいということです。
もちろん学科の成績もありますが、各大学が「欲しい学生」と考える要素は一致しているということです。
複数校合格している友人たちも、だいたいその傾向があります。
大阪や名古屋など求める人材が他とは違い、明確である大学を除いて「医学部に入学して活躍してくれそうな人」の要素は以下の5つだと考えています。
ポイント
①言語化できる「現役生」にはない能力がある
②客観的に見て強い動機があるか?
③在学中に何をしたいかが明確か?
④若いか?
⑤学力、体力があるか?
一つずつ説明していきます。
言語化できる「現役生」にはない能力がある
間違いなく一番大事なポイントです。
ここがはっきりとしていれば、だいたい自己PRはOKです。
まず医学部編入という制度は「一般入試では絶対に持っていない能力をもつ学生を獲得したい」という目的のためにあります。
だからこれまでの経歴が
・医療に密接に関わる
・ものすごい経歴を持っている
のであれば大学は合格を出しやすいんですね。
でもそんな経歴の人がなくても合格はできます。
実際に私は非医療系、私大文系、大きな仕事の結果はなかったにしろ合格をいただきました。
理系助教授や研究者などにはできない、自分だけのスキルはなんですか?を一言で言えるか?が大意です。
むつかしいですよね。
でも大丈夫。以下のようなステップで考えていきましょう。
このワークをすれば、あなたの「強み」が浮かび上がってきますよ。
①大学/会社で成し遂げた成果をリストアップする
まずはあなたの経験の棚卸しが必要です。
大学や社会で何をやってきたのか?をブレインストーミングしていきます。
最初は大きな結果ばかりが出てきますが、後半はどうでも良いと思える経験が出てきます。
面接前の受験生は自分の経歴に自信が持てません。
しかし第三者から見ると、十分すごい結果を出している人も多いです。
だから客観的に見るためにも、まずは「自分が居てよかったな〜」レベルの話でいいのでリストアップしましょう。
②そこで使った自分の能力は?
そのリストアップした経験の中で、あなたが使った「スキル」はなにか?を考えていきます。
一つ一つしっかりみていくと、「他人にはない自分の特性」が見えてきます。
私であれば、「行動力」とか「粘り強さ」とか。
初めはそんな漠然としたものでもいいんです。
すると共通した自分の特徴がわかってきます。
③その能力でどうやってうまくいった?逆になかったら?
共通したスキルがいくつか出てきたら、もう一度ブレストで出てきた経験にさかのぼってみましょう。
すると
・この能力によってこうやってうまくいった
・逆にこの能力がなかったら、こんなふうにうまくいってなかった
というのがわかってきます。
このワークをやることで、これまでの経験が「自分の能力ベース」で整理かしてきます。
これってまさに自己PRですよね?
ここが固まってくれば、面接ではなんでもこのスキルに持っていって話ができるようになります。
④できれば数値化をする
まあ難しいところもありますが、できれば結果の数値化ができるといいですよね。
「〇〇という実績を残せた」みたいな。
とはいえ数字があれば理解しやすいのは、科学界でも共通なのでしっかりと行なっていきます。
⑤これを何度も考える
大事なのはこのワークを「何度も繰り返す」ということです。
時間がない人は、経験の棚卸しをしたとに「自分の能力はなにか?」「それでどうやってうまくいったか?」を中心に考えていきましょう。
この能力を使って今まで、今後も医学部入学して、医師として活躍していきます!
という流れに持っていきましょう。
客観的に見て強い動機があるか?
次に「客観的にみてあなたの動機が強いか?」が大事になります。
入学後も何百回とも聞かれるのが「なんで医学部入ったの?」ということです。
とうぜん一番気になりますよね笑。
だって今までと違うことに挑戦しているわけですし。
私のようなオジサンはとくに聞かれることも多いです。
ある程度の社会的な地位を捨ててまで医師になりたい理由は確実に聞かれます。
これが「なんとなく〜」みたいな話だと、聞く方もがっかりですよね笑。
個人的には否定しませんが、医学部編入生で多い志望動機の本音は
・就活したくない、失敗した
・医者になって社会的地位・お金を貰いたい
というものが多いです。
だから面接官の先生も「どうせ上記のようなことを考えているんだろうな〜」と思うわけですよ。
1日何回も面接するので。
面接する人からすると、こんな人たちは合格させたくないですよね?
だからこそ客観的にみて強い動機があるか?を確認するんです。
それもしっかりとした経験ベースで話せるようにしましょう。
「私はこうなりたいので、こんな能力を使ってこんな結果を出したいです」と言えば、かなり説得力がでますよね?
在学中に何をしたいかが明確か?
在学中に、その大学でどんなことをしてどんな結果を成し遂げたいのか?がイメージできていると非常に強いです。
なかなか考えるのが難しいと思うので、
例えば作業療法のバックグラウンドがあり、リハビリ科で〇〇という研究をしたい。
そんな具体的なエピソードがあると強いです。
実際にその大学でできるかどうか?は、事前に先生に連絡して聞いてみるといいです。
ここまで「自分の能力を使って大学でこんなことをしたい。将来はこうなります」と具体的に言えれば、相当な説得力があります。
若いか?
これから説明する2つは、補助的なところですね。
私もオジサンなので、ここはアピールできませんでした。
しかし「若い」という理由は大きな武器になるのは間違いないです。
私のようなオジサンになると「相応の結果と志望動機」が求められます。
でも大学卒業直後であれば、軽い就活くらいの面接対応ですみます。
話せる内容が前の大学の話だけなので、そこまでの結果は求められない印象です。
とは言え年齢が上がれば、相応に求められるレベルが上がるのは世の常です。
私のような年齢の受験生は「そんなもんか」と考えて、頑張って志望動機を練り上げましょう。
学力、体力があるか?
一番大学が気にしているのは「学力」です。
医学部に入ると、本当想像以上の勉強量が必要となります。
周りの現役生が「一夜漬けでも余裕」という科目でも、私はしっかりと準備をしないと受かりません。
その実情を、面接官の先生はわかっています。
だから学力や体力を心配するのは無理はないでしょう。
学力は学科で試されるので面接で聞かれませんが、体力については「大丈夫だろう」というエピソードを用意しておくといいでしょう。